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株式会社エステーリンク

株式会社エステーリンク

今回取材をさせていただいたのは、新潟県燕市で51年の歴史を刻む株式会社エステーリンク。主な事業内容は、「板金加工業」「集塵装置の製造・販売業」「研磨装置(バリ取り機・自社商品の研磨機)の製造・販売業」の三本柱。その中でも特に主力商品である「バリ取り機」は、全国から問い合わせがくる人気製品だ。そんな同社のはじまりは1973年、職人肌である先代が立ち上げ、一から組織をつくってきた。そして、2020年に社長に就任した齋藤社長も入社当初は現場で熱心に仕事をこなしていた職人であり、当初はメーカー機能を自社で持つとは想像もつかなかったという。今回はそんな齋藤社長に、お客様から求められる商品づくりの秘訣や、今後の展望について伺った。

伝統の継承と、未来への挑戦を可能にする革新企業の本質

顧客満足を、会社で一丸になって追求していく

顧客満足のために、一丸となって成果を追求する姿勢こそが、同社の社風だと齋藤社長は教えてくれた。齋藤社長が現場にいた時から「やり切るぞ!」と、困難な状況でも社員全員で力を合わせて乗り越えてきたという。そしてこれは、先代社長が大切にしていた「仕事がもらえることの有難みを忘れない」という考えからきている。オイルショックにより、景気が悪化した時を知っている先代社長。仕事がなく、苦しい時代を経験したからこその言葉だったのだろう。この創業時の精神を大切に、みんなで一丸となって顧客満足度を追求する姿勢を常に持っている。齋藤社長はそんな先代の想いを受け継ぎながら、より組織の一体感を高めていくために試行錯誤を続ける。顧客満足度を高めていくためには、役員だけではなく従業員全員の意見が大切。だからこそ、何でも言い合える雰囲気をつくるために、社内でのコミュニケーションを大切にしている。全ての社員の意見を大切にしながら、社員一丸となって顧客満足を追求していく。

業界では珍しい‟受注から納品までの一貫した生産体制”

同社の強みは、板金加工業では珍しい「一貫した生産体制」を築いていること。設計・開発から製造に留まらず、設置・お客様のアフターフォローまで行い、お客様が使う機械のトータルプロデュースを手掛けている。また商品づくりに関しては、特定の分野しか手掛けないのではなく、「エステーリンクであれば、こんなものもできる!あんなものもできる!」という体制を整えた。そんな体制をつくりあげるために、同社では広い工場と、潤沢な設備を揃えた。創業初期から積極的に設備投資を行い、自分たちが提供できる価値を高めてきたのだ。このように設備力を高めていくことは、先代の時代から同社が大切にしてきたことである。金銭的に余裕がなかった創業初期からその必要性を認識し、積極的に設備投資を行ってきた。その設備力とものづくりにかける熱意こそが、今の同社の独自性を確立したのだろう。

同業から一目置かれる工場づくり

良い意味で工場や製造業のイメージを覆す。そんな会社や工場づくりを行っていきたいと齋藤社長は語ってくれた。これはお客様に価値を提供できる商品の製造には、その土台をつくる工場の充実が欠かせないと、齋藤社長は考えているからだ。実際に同業者が自社工場を見学に来た際には、「贅沢に色んな設備を使っているね!」と口を揃えて言われるそうだ。それくらいまで基盤を整備することが良い商品をつくる秘訣だという。バリ取り機の製造を開始してから、他県からの来客も増えている。将来的には社員が自信を持った工場見学を案内できるよう志しを持ちたいと齋藤社長は語る。そしてその先に、製造業の3Kのイメージを覆していきたいとも、齋藤社長は教えてくれた。同業の方々も目指しているのは、今ある世間のイメージを覆すくらいに、スマートでスタイリッシュな工場が当たり前になっていくこと。この高い目標に向かって、齋藤社長は挑戦を続けていく。
広大な土地を誇る
自社工場
創業初期から
製造・販売・設置を
行っている集塵装置
メカトロテック
ジャパン2023にて
製品を展示した様子

「うちの商品を使えば間違いない」と言ってもらえるように

展望を実現していくための、肝を教えてください。

肝になってくるのは、人材の採用・教育だと思います。技術力が土台になっている会社なので、各々のスキルアップが会社の成長に繋がります。だからこそ、社員がどれだけレベルアップできる環境を提供できるかが重要になってくると思っています。現在世の中は人材の流動化で、転職をしてスキルアップを目指していく流れですが、私たちの業種は下積みからの積み上げが大切になってきます。そのため階層別の教育制度を構築したり、社員一人ひとりに合った教育制度を提供するなど、教育には力を入れています。採用にも今後力を入れていきたいので、弊社に興味を持っていただいた方は是非お会いできたら嬉しいです。

経営者として大切にしていることを教えてください。

経営者はあくまで役割の一つだと思っています。私がいつも感じていることは、一生懸命働いてくれている社員のおかげで、会社がお客様から求め続けられているということです。なので、社員一人ひとりのパフォーマンスが上がる場の提供や方向性を指し示すのが私の仕事だと思っています。優れた能力を持った社員が大勢いるので、そんな社員が働きやすい環境づくり、情報発信をしやすい雰囲気づくりを大切にしています。あとは、外交ですね。外に出て、同業者や取引先と話して情報をキャッチアップすることも自分の役割だと思っています。立場があるからこそ、掴める情報もあると思うので。今後も積極的にコミュニケーションを取っていきたいと思います。

齋藤社長自身は、どのような人でありたいですか?

自社製品が、これからもお客様の信頼を獲得し続けられるように様々な取り組みを施していくための、仕掛け人でありたいです。私自身が輝かしく、注目を集めるような人間ではなくて良いかと思っています。普通が一番です(笑)。会社としてしっかりとした基盤を持っていて、弊社が提供している商品が信頼され続けていたら、それが一番だと思うんです。特に私はバリバリの現場出身なんですよ。現場から提案できる商品への強いこだわりと誇りを持っています。だからこそ、自社商品が「エステーリンクの商品を使えば間違いないよね」と言われ続けられるように行動できる人でありたいです。

お客様のためになることが 何よりの仕事のやりがい

株式会社エステーリンク 三間 様

0から100まで一貫した生産を行っている同社で、主力商品である‟バリ取り機”の組立工程に携わっている、2021年入社の三間さん。すべての工程を一度経験した上で、一つの製品を全て自分の手で組み立てる、目の前のことに全力で集中できるやり方が自身にマッチしていると感じた。取材の中で、「誰にも負けたくないという気持ちで、自分からの積極的な行動を大切にしている」「バリ取り機のことなら何でも任せてもらえる、超人を目指していきたい」と、強い向上心と成長意欲を見せてくれた。今回はそんな三間さんに働く上での原動力や、今後の夢について教えていただいた。

伝統の継承と挑戦の未来を担う社員の思い

運命的な出会いと、感じたご縁

2021年4月に新卒入社した三間さん。板金加工業に興味を持ったのは、幼い頃からのものづくりへの興味から。これを自身の仕事にしていきたいと、就職活動時代は板金加工業を中心に探していた。そんな中、数ある板金加工業の企業から同社を選んだのは、いくつかのご縁の積み重ねだった。最初にご縁を感じたきっかけは、同社の主力商品である「バリ取り機」。三間さんが様々なところに会社見学に行く中で、毎回同社のバリ取り機を見かけたという。何度も見かけるうちに気になった三間さんは、同社のHPを開いた。そしてそこで知った「一貫生産」「若手から積極的に挑戦できる」という同社の魅力に惹かれたと語る。また、そんな同社が気になり就職課に相談に行くと、たまたま齋藤社長が大学に挨拶に来ていたのだ。そんな運命的な出会いや、もともと感じていたご縁によって、エステーリンクへの入社を決意した。

頑張れる原動力は、お客様の笑顔

全国のお客様が自社のバリ取り機を使い、喜んでもらえること。これが仕事のやりがいだと三間さんは教えてくれた。主力商品であるバリ取り機は、北は北海道、南は沖縄まで、全国各地のお客様から長きにわたって信頼を得ている。そんな同社のバリ取り機は「女性一人でも楽に作業ができる」というコンセプトのもと、強力なブラシと強いグリップ力を持つコンベアベルトが備わっている。特にブラシは、その配置に関して特許を取っている。特殊な配置により、端から端までブラシがあたり、作業効率と品質の大幅な向上を実現させているのだ。そんな‟最強”のバリ取り機を活用するお客様の元に、エンジニアとして直接尋ねる機会もあるという三間さん。修理やオーバーホールを行っている中で、直にお客様の喜びの声を聞くことに強いやりがいを感じているそうだ。お客様のためになること=自身の仕事のやりがいだからこそ、今後も提供できる価値を増やしていくために、三間さんは成長を重ねていくのだろう。

100年、150年先の会社の未来を、自身の手で創っていく

昨年で50周年を迎えたエステーリンク。そんな同社の今後の未来を、100年、150年と繋げていくことが三間さんの夢だと語ってくれた。それにあたり一番重視していきたいことは、積み上げてきたノウハウを大切にし、ブランドを維持していくこと。入社3年目ながら自らのミッションとして捉え、使命感を持って日々働いているという。そんな三間さんが大切にしているのは、同社で決められた‟基準行動”。その中でも特に挨拶に注力し、お客様だけでなく社内でも積極的に挨拶を行っている。エステーリンクの顔となるのは、自分。お客様から求められる会社であり続けるために、自分自身が信頼される人間になっていくことが大切だと考えているのだ。そして、今後入社してくる後輩にとっても自分自身は鏡になっていく。そんな認識を持って、できて当たり前のことだからこそ、一番大切にしているそうだ。会社の未来を自らつくっていくという強い意識を持っている三間さん。今後同社をさらに発展させていくのだろう。
日刊産業新聞にて
取り上げられた様子
主力商品である
バリ取り機
職人の手によって
魂を込めて
つくられていく

製品一台一台に、魂を込めていく

三間さんの夢を教えてください!

自分の今後のキャリアとして、エンジニアとして一つの道を極めていきたいですね、「バリ取り機のことならなんでも任せられるね!」と、社内外から言ってもらえる超人を目指していきたいです(笑)。そんな超人を目指すにあたって、大切にしているのは‟機械の声”を聞くことです。機械はお客様の笑顔をつくる大切な存在です。営業職であればお客様の声を聞くと思いますが、私たちは機械と向き合っているので、組み立てしている機械の声を聞くことを大事にしています。‟製品に対して、一台一台に魂を込める”。大袈裟と思われるかもしれませんが、このように考えて、毎日本気で組立に取り組んでいます。

エステーリンクは、どんな人にオススメですか?

これは基本的なところかと思いますが、ものづくりに強い興味をお持ちの方ですかね。やはり製造業なので、ものをつくるのが好きな方はとても仕事が楽しいと思いますよ。あと、エステーリンクには、自分が先陣を切って組織を引っ張っていく意識があるような、自ら積極的に情報発信を行っていける方が向いていると思います。社員一人ひとりが、お客様の喜びを本気で追求しているので、「こうしたら良くなるのでは?」という発言を主体的に行っているんです。また、それを積極的に受け入れる風土なので、共感してくれた方にはオススメです。私自身も「誰にも負けないぞ!」という強い気持ちで、積極的に情報発信や行動に移しています。

齋藤社長はどのような方ですか?

他の人と違う、圧倒的な‟カッコよさ”と‟品の良さ”を感じます。特に感じる瞬間は、常にポジティブな発信を行い、前へ前へと突き進んでいく姿です。齋藤社長がマイナスな発言をしているところは聞いたことがないですね。そんな背中を見ていてとても心強いですし、憧れを抱いています。そんな齋藤社長とは、プライベートでも良くお付き合いをさせてもらっているんです。つい先日は、社員数名でスノーボードをご一緒させてもらいました。齋藤社長は自ら積極的に、年代問わずコミュニケーションを図ってくれています。だからこそ、社内コミュニケーションの活性化に繋がり、会社全体が明るく活き活きとしているのだと思います。

監修企業からのコメント

この度は取材にご協力いただきありがとうございました。自社製品に誇りを持って働かれている素敵な社員様と、それを全力で後押しする齋藤社長のお話を聞かせていただき、とてもワクワクしました。高い向上心を持ち、商品やお客様への強い愛を持って働かれている方が集うエステーリンク様の、今後の発展に期待を寄せて参ります。

掲載企業からのコメント

親子二代で築き上げてきた会社ですが、取材を通して歴史を振り返ることで、様々なご縁に恵まれていたと改めて感じました。またそのご縁を掴めたのは、待っているのではなく行動し、積極的に挑戦してきたからだと思います。これからもお客様に求め続けられるサービスと商品を提供するために、果敢に挑戦していきたいと思います。今回は取材をしていただき、誠にありがとうございました。

株式会社エステーリンク
昭和48年7月
斎藤鐵工創業開始
昭和59年5月
個人会社 斎藤鐵工より株式会社斎藤鐵工に改組
レーザー加工機 県内第一号を導入
昭和61年12月
現在の組立工場敷地(笈ケ島1443-1)に工場移転
平成元年2月
新潟県豊栄市に協力子会社 株式会社エレックス新潟を設立
平成7年4月
株式会社エステーリンクに社名変更
本社社屋・第一工場を、隣接する笈ケ島1365-1に設立
平成10~12年
各地 火力発電所等に集塵機設置
平成13年10月
分水町(現:燕市)より空気清浄機寄贈の表彰を受ける
平成14年4月
第一工場隣接地に、新工場(第二工場)を増設
平成18年1月
バリ取り機「メタルエステ」を開発
平成30年12月
地域未来牽引企業に選定される。(経済産業省 管轄)
令和2年3月
代表取締役に 齋藤 隆範が就任
令和2年12月
グッドカンパニー大賞 優秀企業賞を受賞。
令和4年3月
新社屋竣工
創業年(設立年) 1973年
事業内容 集塵機、精密板金溶接加工、レーザー切断加工、バリ取り機などの設計製造
所在地 〒959-0113 新潟県燕市笈ケ島1365-1
資本金 1,000万円
従業員数 95名
会社URL

株式会社エステーリンク