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岩瀬コスファ株式会社

30年先の将来を見据えて 従業員の夢が叶う会社へ

岩瀬コスファ株式会社 代表取締役 岩瀬由典

岩瀬コスファ株式会社 代表取締役 岩瀬由典
今日、競争が激化し盛り上がりを見せている業界がある、その一つが化粧品業界だ。異業種からの参入が相次ぎ、そのマーケット規模は2兆円を超え、今もなお成長を続けている。その業界の幾多もある化粧品メーカーを支えている化粧品原料商社がある。それが今回取材をさせて頂いた岩瀬コスファだ。同社では5000種類以上の化粧品原料を取り扱い、国内のほぼ全ての化粧品メーカーと取引を行っている。化粧品業界では知らない人はいないという同社ではあるが、その歴史の幕開けは1931年創業者岩瀬健次郎氏が一個人商店として始めたところにさかのぼる。そこから約80年の歴史を経て、現在では200億円超の売上を誇る化粧品原料商社へと進化を遂げた。そんな同社がどのようにしてこの進化を遂げてきたのか、また創業当時から変わらず大切にしている想いについて、同社の3代目である岩瀬由典氏にお話を伺った。

伝統の継承と、未来への挑戦を可能にする革新企業の本質

とりあえずやってみなはれ

岩瀬コスファの社風、それは従業員が思ったことをどんどん提案出来る環境にある。同社は「とりあえずやってみなはれ」という関西商人ならではの気風に溢れているという。従業員が挑戦したいという提案があれば基本的に反対はせず、仮に多少の失敗をしたとしても咎める事はしない。何よりも次に生かすことを非常に重要としている。例えば2015年3月パリに開設した現地法人、これも従業員から化粧品の本場でチャレンジがしたいという声が挙がる中、「とりあえずやってみなはれ」と一任したことに始まる。経営者において、任せるというのは簡単に出来る事ではないが、岩瀬社長は何より従業員が楽しく伸び伸びと働ける環境が大切だと考えている。この様な部分は取材に伺った当日も随所に見てとれた。岩瀬社長が廊下ですれ違う全ての社員と挨拶を交わし、談笑しているシーンがとても印象的で、社長と従業員という立場を超えてお互いを尊重しあう社風が感じられた。この岩瀬社長が作りだす空気感があるからこそ、恐れず挑戦する社風があるに違いない。

研究開発部門を持った商社

同社の最大の強みは商社であるにも関わらず「研究開発部門」を自社で持っている事である。一般的に商社というのは様々な手段を使って売れるモノを仕入れて、販売出来る販売先を見つけ、売上を上げる中間流通業である。しかし、同社では自社研究開発部門を活用して原料の特性を徹底的に探求し、配合サンプル、化粧品処方例を提案し、化粧品開発のサポートまでを行っている。なぜ商社でありながらここまでの事を行うのか。それは競合優位性はもちろんではあるが、それだけでなく消費者にとって良い商品を出したいというシンプルな想いがあるからだ。そして同社では創業当時から現在まで「三方良し(売り手よし、買い手よし、世間よし)」という考え方を非常に大切にしている。この様な考え方が脈々と受け継がれているからこそ、コストをかけてまで自社で研究開発部門を持ち、消費者にとって本当に良い商品作りに貢献している。我々の様なエンドユーザーが決して知る事はないが、研究開発部門を有し、開発提案型商社である同社が我々の日常や生活をより豊かにしているのだ。

30年先の将来を見据えて

『今、30年先の将来を考えている最中なんですよ』と岩瀬社長は言う。 30年というのが一企業の寿命であるという定説の基、社長に就任した2015年から30年先の”岩瀬コスファ”を岩瀬社長は描いている。その30年先の会社の姿を考えるにあたって、今全従業員との面談を行っている最中だという。面談を通して、抱えている仕事に対しての不満やそこに対する改善点、将来の夢をじっくり聞いた上で30年先のあるべき姿の構想を練る。『企業はやっぱり人なんですよ。我々の様な商社は、設備投資がほとんどないぶん、積極的に人に投資していかなければなりません。当社は従業員の自己実現を叶える環境でありたいのです』そう全社員と面談する想いを岩瀬社長は語る。そんな未来を創っていく為にも、まずは直近5年間、安定的な事業成長を目指して、ヨーロッパやアフリカといった今まで開拓してきたアジア以外の市場へと着々と進出している。従業員の夢が叶う会社として、世界のIWASEとして、同社は更なる飛躍を続ける。
自社の原料を使ったサンプル製品
自社の原料を使ったサンプル製品
研究開発の様子①
研究開発の様子②
研究開発の様子②

岩瀬コスファに対するこれまでと現在の社長の想い

ここまで発展出来てきた要因を教えてください

化粧品原料の商社が多数ある中で、ずっと1番か2番というポジションでした。常に競い合う事で周りからいい刺激を頂きながらここまで成長出来たということは一つの要素であると思いますね。あとは、理念からはみ出たことは絶対にしないということ。我々は『「美と健康」を通じて、より多くの人々により多くの喜びを提供する』という理念を掲げています。だから、美と健康に関連しない事業、例えば不動産など、もし仮に儲かる部分が見えていたとしても手を出さないということは意識してきましたし、これからも絶対にやりません。今までお付き合いしてくださったお客様からの信頼の積み重ねがあって今の岩瀬コスファがあると思うので、そのご恩を忘れることなく、理念に基づいてこれからもやっていくことが一番重要だと思います。

―社長として現在特に意識してることを教えてください

私が思う経営学は、=倒産学だと思っています。この中で特に重要なポイント「教育、気付き、挑戦」の3つがあると思います。この3つの感度が次第に低下すると倒産するのではないかと感じますね。逆にこの3つの感度を特に意識して伸ばせば倒産しにくいのではないかと思っています。そう考えると今後の会社のキーは間違いなく人だと思います。仮に人がいても良い"人財"じゃないと意味がない。"人作り"今の言葉でいくと"人材育成"が大切だと考えます。13年くらい前までは新人教育の仕組みも特になく、人の採用も不定期に行っていました。おかげさまで利益も出たので、今は新卒者を採用して教育することや、海外に行って勉強出来るような仕組みもだんだん出来てきています。その仕組みをもっと強化して「教育、気付き、挑戦」という観点から今後さらに発展していきたいなと思っています。

―社員の皆様への想いをお聞かせください

儲かる仕事よりも楽しい仕事をしろと常々社員には言っています。やりたい仕事を楽しんで欲しいと思っています。 そして無駄のない人生だったと思える様な仕事を自分で積み重ねていって欲しいですね。もっとこんな仕事がしたいとか、こんな会社にしたいということがあれば、私はいくらでも話を聞きますし、どんどん提案してきて欲しいと思います。 あとは明日というのは必ず来るという保証がないので、死生観を持って仕事に望む事が出来たらもっと良いのではないかと思います。私としては、同業種の中でも異業種であっても岩瀬コスファの社員が褒められるような会社でありたいです。社員が輝いて他に認められる、そういったイメージの会社にしていきたいと思います。
岩瀬コスファ株式会社 営業本部 薬粧部 主任 河南裕美

岩瀬コスファが好きだから 岩瀬コスファをより良くしたい

岩瀬コスファ株式会社 営業本部 薬粧部 主任 河南裕美

現在、薬粧部の主任として東京で活躍されている河南さん。商社でありながら研究開発部門があった同社。そこに興味を持ったことで同社と接点を持ち、その背景にある「お客様、世間により良いものを届けたい」という想いに共感し入社を決意。入社後も社員一人ひとりがその想いを持っていることを実感し、愛社精神はますます醸成されていった。本取材では河南さんの愛社精神に基づく仕事への姿勢やこれまでの取り組み、そして今後についてお話を伺った。

伝統の承継と挑戦の未来を担う社員の思い

入社理由 入社のきっかけ

学生時代、化粧品業界を志望し就職活動をしていた河南さん。当時、理系出身で化粧品を作る仕事に携わりたいと考えていたという。その際に出会ったのが岩瀬コスファだった。同社は商社には珍しく自社に研究開発部門があった。そこに興味をもち会社説明会に参加した河南さんは、その説明会で強烈に岩瀬コスファに惹かれたという。「自社で研究開発を行っている背景にある、商社として商品を売るだけでなく、付加価値をつけてお客様に提案するという姿勢に惹かれました。また、説明会や採用面接で出会う社員の方々が個性的で、のびのびとした自由な社風を感じました。そのような社風の会社で自分の知識を活かして、お客様により良いものを提供するために活躍したいと思ったんです」そう当時を懐かしむように語る河南さん。さらに同社ではお客様が無料で使用できる開放研究室を有している。お客様のために良いものを、この姿勢を重んじ同社も河南さんも社会に貢献し続ける。

この会社と取引をしたいと思っていただけること

「お客様から『岩瀬コスファにお願いしたい』と言っていただけることが私のやりがいです」そう力強く語る河南さん。同社は三方良しの考えを重んじている。仕入先と協力しながら、得意先により良い提案をし、出来上がった良い製品が消費者に喜びを与える。この三方良しを重んじているからこそ、同社は物を右から左に流すだけではなく、付加価値の提供を強く意識している。そしてそれを実現するために市場のニーズや業界の動向の研究に余念がない。そうして得た情報を惜しみなく取引先に提供し、より良い製品づくりに貢献しているのだ。この姿勢はもちろん河南さんにも共通している。「私自身、付加価値の提供を強く意識しています。より良い提案をして、取引先に喜んでいただけることにとてもやりがいを感じますね」そう嬉しそうに語る。河南さんは今後も数多くの企業に頼られ活躍を続けていくに違いない。

岩瀬コスファの理念を体現する

「もっと成長したい」そう力強く語る河南さん。同社の『「美と健康」を通じてより多くの人々に、より多くの喜びを提供する』という理念を体現するために自身の能力をより飛躍させたいそうだ。「美と健康」という市場は消費者の飽くなきニーズがある。どれだけ市場を研究しても、業界の動向を研究しても、無限の可能性を秘めている。「お客様に対してどれだけ岩瀬コスファとしての価値を発揮できるかが営業の仕事だと思っています。でも、その価値はお客様によってさまざま。あらゆるニーズに応えられるよう日々勉強ですが、それを支えているのは、先輩の営業スタイルや研究開発部門から得られるノウハウや情報。個人を褒められるよりも、さすが岩瀬コスファの営業さんだね、と言われることが嬉しいです。」そう語る言葉の背景には岩瀬コスファへの愛社精神があった。同社の描く未来図と同じ方向を河南さんも見据えている。これからも共に前進を続けていくに違いない。
社員が活用する憩いのスペース
社員が活用する憩いのスペース
大阪事務所
大阪事務所
開放研修室
開放研修室

岩瀬コスファの好きなところをより伸ばしていく

-仕事に取り組むうえで大事にしていることを教えてください

お客様と真面目に向き合うことを大切にしています。当たり前の事ではありますが、お客様からすると、信用できない人間に仕事を頼みたいとは思いません。調子のいいことを言ったり、普段どれだけ仲良くしていても、トラブルのときはしらんぷり、そんな営業では信用は得られません。また、どれだけ自分が情報を持っていたとしても、お客様が何を求めているのかを敏感に察知しないとその情報は価値を持ちません。お客様の求める対応に、望む以上のパフォーマンスで応えることで信用が得られると考えています。出来るだけ直接足を運ぶこと、難しければ直接声を聞くため電話をすること、メールで事が足りると言えばそれまでのことでも、直接対応しないと感じられないお客様のニーズがあります。それを逃さないよう、どんなに些細なことでも真面目に取り組むようにしています。

―岩瀬コスファの好きなところを教えてください

仕事で自分が良いと思ったことを思ったようにやらせてもらえるところです。弊社が大切にしている理念はお得意様である化粧品メーカーの先、化粧品を使用する消費者まで見通しています。理念達成は弊社の一つ先の化粧品メーカーだけの取組みで完結するものではありません。そのもっと先の消費者のことまで考える必要があります。これは弊社のビジネスの範囲内で追い続けられるものでなく、お得意様、消費者のことを考えた営業活動を続けることによって、達成できると思っています。 そこに一つの決まった答えはありません。それぞれのお得意様に合わせた多種多様のアプローチがあります。 その中で弊社では社員一人ひとりの意見を尊重し、答えが無いからこそ自分自身が良いと思ったことをやってみろ、もちろんリカバーはするというスタンスで上司が接してくれる環境があります。だからこそ安心して、常にチャレンジを続けることができます。これからも積極的にチャレンジして岩瀬コスファの発展に貢献していきたいですね。

―新人を教育する立場になって意識していることを教えてください

仕事の基礎をしっかりと教えることです。岩瀬コスファには、新人でも自分で考え提案すれば、思ったようにやってみろと言ってくれる良い文化があります。新人にもぜひ自身のスタイルを確立していってほしいのですが、そのためには基礎がしっかりとしている必要があります。業界の専門知識や専門商社としての役割など仕事においておさえるべきポイントをしっかりと教えて土台を作り、そのうえで自由にやっていってもらいたいと思います。私は今年で5年目になりましたが、媒体を活用した新卒採用1期生です。そのため、後輩やこれから入社される新人の方々と立場が近いです。その立場を活かして岩瀬コスファをより良い組織にするために、新人教育の文化を根付かせていきたいと考えています。

監修企業からのコメント

岩瀬社長、河南さんの取材を通じて、皆様へ会社の愛情が伝わってきました。 「岩瀬コスファという会社をもっともっと良くする為には」という問いを岩瀬社長だけでなく、 河南さんや他の従業員の皆様も常に投げかけているんだろうと思います。 日本の岩瀬から世界のIWASEへ、今後の岩瀬コスファ様のご活躍にぜひご注目ください。

掲載企業からのコメント

この度は当社を取材して頂きまして、誠にありがとうございました。取材を通して改めて会社の歩みを振り返る良い機会となりました。改めて"人"で成り立っているそんな会社だと思いました。これからもたくさんお客様と従業員の夢を叶えられる会社にしていきたいと思います。

岩瀬コスファ株式会社 代表取締役 岩瀬由典
岩瀬コスファ株式会社
1931年 岩瀬健次郎、薬品商として独立。化粧品原材料を販売
1935年 変性エタノールを化粧品業界に発売
1947年 大阪市中央区道修町の現在地に店舗を新築
1948年 法人組織に改組、株式会社岩瀬健次郎商店を設立
1957年 欧米より各種化粧品原料を輸入、販売を開始
1958年 東京都千代田区に東京営業所を開設
1974年 岩瀬健次郎、初代近畿化粧品原料協会会長に就任
1977年 大日本化成株式会社を設立
1985年 岩瀬コスファ株式会社に社名を変更
      社長に岩瀬健治が就任
1992年 岩瀬健治、近畿化粧品原料協会会長に就任
1993年 東京配送センターを茨城県つくば市に移転
      つくば配送センターと改称
1998年 大阪新本社ビル完成
      上海事務所を開設
      廣州事務所を開設
1999年 北京事務所を開設
2002年 ISO9001を取得
2003年 科絲發国際貿易(上海)有限公司を設立
      東京事務所を現在の東京都中央区日本橋室町に移転
      韓国事務所を開設
      ISO14001を取得
2005年 科絲發国際貿易(廣州)有限公司を設立
2009年 パリ事務所を開設
2010年 科絲發国際貿易(上海)有限公司北京分公司を開設
2012年 合弁会社 ケミココスファベトナムを設立
2015年 岩瀬コスファヨーロッパ(パリ)を設立
      社長に岩瀬由典が就任
創業年(設立年) 1931年(1948年)
事業内容 化粧品原材料 医薬品原料 ハウスホールド用品原料 機能性食品・栄養補助食品原料 食品添加物 工業用原料 電子材料 前臨床試験受託
所在地 東京都千代田区丸の内2丁目2番1号 岸本ビルヂング1階
資本金 1億円
従業員数 138名(2019年4月現在)
会社URL

岩瀬コスファ株式会社