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フレックス・システム株式会社

フレックス・システム株式会社 代表取締役 熊田善和

社長室の扉を開けた瞬間、“只者ではないオーラ”を纏いながらもステキな笑顔で我々を受け入れてくださったのがフレックス・システム株式会社の創業者、熊田善和氏だ。同社は1990年に創業。創業以来30年、会社の最前線に立ち、繁栄させ続けてきた熊田社長。東証一部上場企業でキャリアをスタートさせ、確かな実力を持ち、同社を立ち上げた。自身の培ってきたノウハウを生かし、人々の日常生活を便利にするRFID・ICタグという事業を強みに成長を続けてきた。また、スキューバダイビングのライセンスを取得することができるフレックスダイビングクラブを運営する同社。システム業だけでなく、様々な事業を展開する。今回の取材では今年還暦を迎えた熊田社長に、同社のこれまでの歴史や今後の展望を伺った。

伝統の継承と、未来への挑戦を可能にする革新企業の本質

「フレンドリーでオープン」社員が働きやすい企業へ

「フレンドリーでオープン」と社風を語る熊田社長。30年という長い歳月をかけ築き上げた社風は、熊田社長自身の人柄を表現しているようだ。「オフィスで社員とすれ違う際には、よく話しかけるし、話しかけられる」と熊田社長。「周りの人からの第一印象は大物政治家のようだと言われることが多い」と話しかけづらいオーラを持つ見た目とは裏腹に、誰もが話したくなる朗らかで魅力的な人柄を持つ。熊田社長が創り出す風通しの良い社内環境により、社員は意見を発信しやすく、会社が活気づいているという。そんな同社は今年6月にオフィスを移転。このアイディアは社員から提案され、実行された。引っ越し業者を使わずに全社員が一丸で行ったことにより、絆をより強固にしたに違いない。社員一人ひとりの意見に耳を傾ける熊田社長のフレンドリーでオープンな人柄が社風を築き上げ、社員一人ひとりに安心感を与え、働きやすい環境を創出する。

圧倒的技術力であらゆる業界に最善のシステムを

これまで積み上げてきた技術力で、あらゆる業界のお客様に最善のシステムを提供できることが同社の独自性だ。「何もないところからのスタート」と創業期を振り返る熊田社長。創業当初、ソフトの開発業務だけでは厳しいと考え、システムハウスであることを強みに事業を伸ばしてきた。その一例としてRFID・ICタグを使ったユニフォーム管理がある。RFID・ICタグとは、専用タグのメモリーに記録されたデータを対応のスキャナを用いて読み書き(データのスキャンをはじめ登録・削除・更新など)するシステムであり、同社はこの技術が世間に浸透していない30年前から着目してきた。他にも様々な領域のノウハウを持つ同社は、官公庁や大手企業との取り引きを行っている。最近では、空の安全を守る飛行機の管制システムや、天気予報に使われるアメダスなどのシステムを手掛ける。このように様々なシステムに精通することであらゆる業界のお客様に最善のシステムを提供することができる。これこそ同社の独自性だ。

事業領域の拡大で更なる成長を

「今後は事業領域を拡大していきたい」と語る熊田社長。前項で記したように、同社はRFID・ICタグを活用したシステムを強みに成長を続けてきた。しかし、熊田社長は「当社の強みはRFID・ICタグのシステムだけではない」と自信を伺わせる。様々なシステム構築・運用の仕事を請け負い事業の幅を広げてきた同社。その仕事の中には大手企業から依頼される案件が多くあり、「今後は大手企業のシステムを全面的にサポートしていきたい」と、更なる事業の拡大を意気込む。この展望の実現には、人材のレベルアップが求められる。そのため、定期的に社内勉強会を行うなど人材教育の環境を整え、事業の拡大を望む。これまでRFID・ICタグの強みを生かしながらお客様の要望に応え続け、確かな実力でお客様からの信頼を勝ち得てきた同社。積み重ねてきた実力で新たな領域へ拡大を望む同社の今後の成長から目が離せない。
優秀な社員が集まり、切磋琢磨し合う
今年6月に移転したおしゃれな新オフィス
熊田社長が運営するフレックスダイビングスクール

フレックス・システムへの思い

フレックス・システムが大事にしていることを教えてください

システム業界の目まぐるしい変化に対応するため、人を育てることが大事になります。
私たちの業界は”昨日の常識は今日の非常識である”と表現されます。昔であれば、プログラミング言語を理解することを求められましたが、現在はプログラミング言語はもちろん、スキルやノウハウを理解し、体得することが求められます。私たちの人材育成の具体例として、週に一度社員のスキルアップのための社内勉強会を行っています。私を含め、経験豊富な社員が講師となり、若手社員に対し情報を発信する機会を設けています。業界の目まぐるしい変化に柔軟性をもって対応するために、私たちは人を育てることを大事にしていますね。

会社を経営する上で大事にしている考えを教えてください

お客様の最善を常に考え、サービスを提供することです。この業界でよくある事象として、開発者サイドの考えを押し付けてしまい、お客様の課題に寄り添えていないことがあります。商談などのやり取りをするのは経営層の場合が多く、実際にシステムを運用する現場社員とは距離が開き、本質的サービスが提供されていないことも多々あります。そのため、必ずしも新しいシステムを導入することが最善であるとは限りません。私たちの仕事は現場社員の目線に立ち、その人たちの課題を改善することに価値があります。常にお客様の目線に立ち、最善のシステムを考えることで、最高のサービスを届けることができると思っています。

仕事の面白いことを教えてください

諦めずに努力し続けることで必ず成果が出ることがこの仕事の面白いところですね。
先ほども述べましたが、システム業界は目まぐるしく変化します。
私自身も若い頃は、言語を理解するために必死で努力しました。その結果、少しずつ仕事を理解できるようになり、仕事が楽しくなりました。この仕事は、「難しくて大変」と高難度の職業というイメージを持たれますが、努力をすることで出来るようになると思っています。そのため、私たちは未経験者も積極的に採用していますし、教育の体制も整えています。最初はわからない一つの点が、努力を続けることで点と点が結ばれ線になります。その感覚を味わうことができるのは私たちの仕事ならではのやりがいですね。

未知なる挑戦。フレックス・システムで進化していく。

フレックス・システム株式会社 営業部 採用担当兼任 小林

今回お話を伺ったのは同社の営業部に所属する小林さん。入社歴1年未満と同社での経験は浅いが、営業部として目に見える成果を出している”期待の新人”だ。加えて「周りを笑顔にさせてくれる存在」と熊田社長が語るように、小林さんは周りを元気にする魅力を持ち合わせ、すでに同社に必要な存在として活躍している。異業界・異業種への転職となった入社に「未知なる挑戦で不安もあった」と語る小林さん。しかし、フレンドリーでオープンな社風を持つ同社で働くことで改めて仕事の面白さを感じたという。今回の取材では小林さんの「未知なる挑戦」となった入社から、今後描く夢について詳しく伺った。

伝統の継承と挑戦の未来を担う社員の思い

IT業界への挑戦

「昔からIT業界に興味があった」と語る小林さん。その思いが「IT業界で働きたい」という気持ちに変わり、転職を決意した。前職では不動産の事務職を行っていたが、引っ越しを機に、転職を考えるようになった。その際に求人広告で同社に出会った。異なる業界への転職に不安もあったが、大学時代からITの世界に興味を持っていたため、「IT業界で働きたい」と思い選考に進んだ。しかし「選考中に予想外のことが起きた」と語る小林さん。選考当初はエンジニアの募集で選考に進んでいたが、熊田社長から営業職での可能性を見出され、「営業部で働いてみないか」と申し出を受けた。熊田社長からの突然の申し出に戸惑いながらも、営業職という未知なる挑戦を決めた。以前から興味があったIT業界に転職し、未知なる挑戦に挑む小林さんは同社にとって必要不可欠な存在へと成長していくだろう。

成果を上げ、会社に貢献する

「自分の努力が成果につながった時に大きなやりがいを感じる」と営業職ならではのやりがいを語る小林さん。「前職とは仕事のやりがいが大きく異なった」と戸惑いを感じながらも転職に充実感を得ている。前職では事務職ということもあり「社内から評価されること」を仕事のやりがいとしてきたが、現在は「成果を上げ、会社に利益を出すこと」を仕事のやりがいに感じている小林さん。営業職という「未知なる挑戦」の中で自身の成長を確かに感じている。しかし、やりがいを感じながらも苦労することも多くある。「営業の仕事は一筋縄ではいかず成果が出ない時や上手くいかない時がある」と苦労を口にする。その度に熊田社長をはじめ、さまざまな経験を持つ上司や先輩たちにアドバイスをもらい、ひたむきに努力を続ける小林さん。会社に貢献するため日々成長を続ける小林さんから目が離せない。

エンジニアに頼られる一人前の営業へ

小林さんは「エンジニアたちに頼られる営業を目指していきたい」と決意する。この思いこそ彼女を突き動かす原動力だ。「エンジニアのキャリアを伸ばすような提案をしていきたい」と意気込む小林さんは各案件ごとのミスマッチをなくすことを目標に掲げる。そんな小林さんは同じ部署で取締役の浅見部長に憧れの眼差しを向けている。「エンジニアたちからもお客様からも絶大な信頼を得ている」と浅見部長の凄さを口にする小林さん。浅見部長のエンジニアに寄り添いながら仕事を取り組む姿に憧れを感じている。また、その姿勢はクライアントからも絶大な信頼を得ている。社内外から信頼を得ている浅見部長のように一人前の営業になるため、努力を続けていく小林さん。今後も浅見部長をはじめさまざまな人から多くを学び、エンジニアたちに頼られる営業に成長するため、小林さんは一人ひとりのエンジニアと向き合っていく。
同社が展開するRFID・ICタグシステム
ユニフォームレンタル業向けのICタグ管理システム
クリーニング業界紙にも掲載

小林さんが抱くフレックス・システムへの思い

小林さんにとって熊田社長と浅見部長はどのような人ですか

熊田社長は行動力があり、決めた事をやり遂げる強さを持った人です。
また、社員一人ひとりの意見を聞き入れてくれる柔軟性も兼ね備えています。事務所の移転も、社員の意見を取り入れ実行し、オフィスのレイアウト等も「皆のオフィスだから」と社員に任せてくれたりもしました。浅見さんは所属している営業部の上司ということもあり、一緒に仕事をする時間が長いです。おおらかな人柄で社内をはじめ社外の人からも絶大な信頼を得ています。
2人とも、社員が困ったときなどに相談にのってくれる社員思いの優しい人です。
私自身これから一人前の営業になり、2人から信頼を得られるように頑張っていきたいと思っています。

フレックス・システムの働き方を教えてください

熊田社長の考えのもと、一人ひとりに適した働き方ができるのはフレックス・システムの特長の一つです。特に育児休暇や産前・後休暇の制度がしっかりしていて子供がいても働きやすい制度が整っている会社です。女性はもちろん男性も育児休暇の制度は使えるので時代に即した働き方をすることができます。IT業界は長時間の残業や、休みが取れないなど社内制度に問題がある会社が多いとイメージされますが、フレックス・システムは社員一人ひとりに合わせた働き方を推奨してくれる会社なので安心して働くことができます。社員の要望に合わせ柔軟に対応する働き方がフレックス・システムです。

採用担当としての意気込みを教えてください

採用担当としてフレックス・システムの採用を全体的に先導していくとともに求職者に寄り添えるようにしたいです。私自身入社してから仕事はもちろん、私生活も良い方向に変化しました。今後、採用に携わることで求職者の良い変化をお手伝いしていきたいです。
しかし、営業部に所属しながら採用の業務に携わるため、バランスを取ることが非常に難しいです。現在は営業の仕事に力を注いでいるため、採用に力を入れられていないのが現状です。そのため今後はIT業界に必要な基礎知識を学びながら採用の仕事にも力を入れていきたいと考えています。営業と採用の2つの仕事をしっかりとこなし、フレックス・システムに貢献していきたいと考えています。

監修企業からのコメント

今回は取材をお受けいただきありがとうございました。
創業以来、官公庁や大手民間企業の様々な業種・業態に合わせたシステムの構築を行ってきたフレックス・システム株式会社。その中で培われてきたノウハウは唯一無二です。柔軟に変化に適応し、進化を続けてきた同社の今後に注目です。

掲載企業からのコメント

ありがとうございました。
今回の取材を通じて、我々の大事にしてきたことや、今後進むべき道を再確認することができました。
今後も社員一丸となり、社会の変化に対応し続け、新たな歴史をつくり上げていきたいと思います。

フレックス・システム株式会社
創業年(設立年) 1990年
事業内容 1.コンピュータ利用分野に関する調査、研究、及びその受託業務 2.コンピュータ関係のシステム設計、プログラム作成、及びメンテナンス等に関する業務 3.コンピュータソフトウェアの製造及び販売 4.コンピュータハードウェアの販売 5.上記各号に関する一切の業務
所在地 東京都立川市錦町1-1-23 東京都酒造会館ビル 2F
資本金 2,000万円
従業員数 30名
会社URL

フレックス・システム株式会社