塚田理研工業株式会社 代表取締役社長 下島聡
塚田理研工業株式会社は、プラスチックメッキのパイオニアとしてサステイナブルなソリューションを編み出し続け、自動車部品を始め、幅広い分野に製品を提供している。中でも特許を取得した独自の技術「JP CHROME-TECH®」により生み出された新商品「LOVECHROME」は大ヒット。美容という新たなジャンルに進出し、高い支持を得ている。そんな同社の三代目下島聡氏は、海外留学を経て一般企業に就職後、同社に入社。現会長の父から「現場を知らない者は絶対に会社を知ることはできない」という教えの元、製造現場から主任、課長、工場長、専務と24年かけてキャリアアップし2020年社長に就任した。今回はめっきの未来を創造し続ける同社の独自性や今後の展望について伺った。
伝統の継承と、未来への挑戦を可能にする革新企業の本質
伝統を守り挑戦を続ける
同社の特徴は、新しいことに挑戦する意識が高いことと言えよう。それは現会長の時代から様々なことへの挑戦を強く推し進め「まずやってみる」という行動哲学を下島社長が継承し、さらに磨きをかけてきた結果である。そして同時に下島社長には「仕事は楽しくなければならない」という信念がある。ただし、それは仲良しクラブのような慣れ合いではなく、挑戦と失敗を繰り返しながら成長を続け、振り返れば「楽しかった」と感じられるような関係を築くことを意味している。そうした日々を重ねることで、できることが増え、成長を実感し、結果、仲間に貢献できているというサイクルが繰り返される、そんな会社を目指している。その背景には、会長が「プラスチックにめっきを施す」という当時では非常識とされたことに挑戦を続け、成功に導いた経験と精神が今も同社の原点となっている。結論「伝統を継承する文化」と「ベンチャーの挑戦心」その両立を併せ持つことこそが同社の社風である。高い技術力が新しい分野を切り開く
同社の独自性は、他社が断念するような難素材にも挑戦し、結果を出してきた技術力にある。プラスチックめっきの分野では、日本でいち早く技術を確立し、現在ではABS樹脂を中心に多様な樹脂素材への加工を可能にしている。実際に、カーボン繊維を含む特殊樹脂のめっきを成功させた事例は、航空宇宙分野への可能性を拓くものとなった。さらに、環境負荷の低減を目指しためっき液の開発や、自動車業界で求められる新色めっきの創出など、常に時代のニーズに合わせた研究開発を続けている。失敗を恐れず試行錯誤を繰り返す文化は、同社に根付いた強みであり、新しい分野を切り開く原動力となっている。0から1を作る技術と、1を100や1万に高める両方の技術を持っていること、その圧倒的な技術力が決して交通の便が良くない地域にもかかわらず、県外から多くの注文が入っている。今では約98%は県外のお客さんという事実が物語っているのである。瞬間ではなく継続を
同社の展望は、環境対応技術の更なる確立と新市場の開拓にある。めっき業界は環境負荷が指摘されることや、近年の時流として、めっきから塗装に変換していこうという動きが見受けられる。同社はこの流れに対抗すべく、従来より環境に優しいめっき液の開発や、塗装では出せない色味を実現する新色めっきを研究し、提案を行っている。また、自動車や美容分野などで長く培ってきた技術を進化させ、航空・宇宙といった最先端領域への進出も進めている。同時に定量的な目標として売上100億を目指すことも目標に掲げている。その中で短期的に100億を売り上げるのではなく、その売上を継続できる企業を目指している。それは100億を達成するだけなら様々な要因が重なって瞬間的な数値を達成することはできるが、その反動で多くの部署に歪みが生まれ、社員教育や働きやすい環境づくりなどができなくなることが懸念される。したがって、ただ売上100億を目指すではなく「100億を継続できる会社」にしていくことが目標である。
会社の想いと社員への想い
経営理念について聞かせてください
弊社では「めっきで世界に彩を!世のため、ひとのため、私たちのために」という経営理念を掲げています。経営理念とは、会社の存在意義を明確にし、全社員が共感できるものであるべきだと考えています。過去には社員の声を取入れ過ぎ、結果腹落ち感が得られない理念になったということがありました。今回は社員の声を参考にしながら、私自身が責任を持ってシンプルで力強い言葉にまとめました。昨今めっきは「古い」「環境に悪い」などという声もありますが、今ではリサイクル技術の発展により環境負荷も低減し、むしろ持続可能な社会に貢献する技術となっています。実際、多くのテクノロジーは、めっきなくしては誕生しませんでした。弊社の核は人や世の中の役に立つ存在であることなので、その強い思いを込めた理念が生まれました。職場の体制づくりについてお聞かせください
弊社では、性別や年齢、国籍に関係なく「やる気のある人が、より成長できる環境づくり」を整備しています。環境を整えることで多様な人材が力を発揮し、組織全体の可能性が広がると考えているからです。特に近年は、結婚や出産後もキャリアを継続したいと考える女性が増え、子育てをしながら短時間で高い成果を出す社員も目立ちます。実際に、育児休業から復職し、リーダーをを目指す女性社員もいます。また、外国籍の社員も増えており、文化や価値観の違いを尊重しながら成長できる制度や体制づくりにも注力しています。このように、やる気のあるすべての人材が公平に挑戦できる仕組みを整えることは、会社の持続的な成長に欠かせない取り組みと考え、整備しています。会社の未来の理想像はどのような姿ですか?
弊社が描く理想は「100億円を継続できる会社」です。なぜなら、瞬間的に100億を達成することは可能でも、本当に大切なのは持続的にその規模を維持できる体制だからです。過去に93億円を達成したことがありますが、現場は疲弊し、教育や安全管理がおろそかになり、優秀な社員の離職を招きました。この経験から、企業にとって重要なのは足腰を固めることだと痛感しました。具体的には、人材が育つ仕組みや余裕ある財務基盤、労務や人事制度の整備、技術の蓄積や採用力といった土台づくりです。そうした基盤が整えば、社員には新しい挑戦を取り入れる余裕が生まれ、互いに支え合う風土も育ちます。その積み上げの結果として100億円を継続できる企業となり、社会から「なくては困る存在」と認められるのです。だからこそ、この5年で継続可能な100億円企業の基盤をつくり上げたいと考えています。
プロフェッショナルとしてさらなる挑戦を目指す
塚田理研工業株式会社 繁野深涼
繁野さんは、出荷部門や生産技術課を経て、現在は第一製造部技術課で研究開発業務を担っている。顧客から寄せられる「この素材で製品を作りたい」という要望に応え、特殊な樹脂へのめっき加工など難易度の高い試作に挑んでいる。うまく仕上げられた時には大きな達成感があり、仕事のやりがいにつながっているという。同社は、社員同士の人間関係が温かく、挑戦を後押しする風土が根付いている企業である。繁野さんは、社内の明るい雰囲気や手厚い教育体制を魅力に感じつつ、プロフェッショナルとしてさらなる成長を目指して日々研鑽を重ねている。そんな繁野さんに、挑戦を続けられる仕事のやりがいと同社の仲間について伺った。伝統の継承と挑戦の未来を担う社員の思い
和やかな雰囲気と挑戦環境に惹かれて
同社に入社した理由は、社員の雰囲気の良さと挑戦できる環境に魅力を感じたからである。大学では生物学を学び、当初は製薬や食品、環境分析分野を志望していたものの、コロナ禍も重なり希望する企業が見つからなかったことや、自分の中の「地元で働きたい」という強い思いから、方向転換を決めたのである。その際、同社の企業説明会に参加し、面接や工場見学で働く社員の様子に触れたことで印象が大きく変わったという。その際、自身が研究開発系の仕事がしたいという希望を持っていることを伝えると、技術課の見学機会を与えてくれたことなど、社員が親切かつ柔軟に対応してくれたことも大きな要因であったが、研究開発業務に「挑戦できる環境が整っていること」を実感したことが決め手となった。結果として「自分に合った会社である」と確信できた点に、同社の本質的な魅力が表れている。地元志向と学びながら成長できる環境、そして温かい社員同士の人間関係が、繁野さんの入社理由である。困難な素材に挑み成果を得る喜び
繁野さんは、研究開発業務に従事しており、やりがいを感じる瞬間は、めっきが難しいとされる素材に挑戦し、成功へと繋げられた時である。なぜなら、同課では顧客から「この樹脂で製品を作りたい」という要望が寄せられ、既存の方法では対応できない樹脂や形状に対して、温度や薬品組成を調整しながら最適解を導き出す試作を行う必要があるからである。その過程は容易ではないが、何度も試行錯誤を重ね、最終的に美しく仕上げられた時には大きな達成感を得られる。実際に航空宇宙向けカーボン樹脂の案件に成功した際には、「自分の手がけた技術が宇宙へ届くかもしれない」という思いに胸を熱くしたという。さらに、出荷部門や生産技術課を経て培った素材知識や量産前の条件設定の経験が、繁野さんの挑戦力を支えている。社員同士の温かい人間関係や手厚い教育体制が挑戦を後押しする環境を形成しており、困難に挑み、結果を出す喜びこそが、繁野さんにとって、この仕事の最大のやりがいである。プロフェッショナルとして技術を極める
将来の夢は、研究開発分野で「プロフェッショナルとして認められる」存在になることである。なぜなら、上司や先輩のように、顧客から提示された樹脂を見ただけで適切な加工方法を即座に判断し、最適な製品に仕上げられる技術者を目指しているためである。特に自動車部品の分野では、従来のめっき製品が塗装品に置き換わる傾向がある中、繁野さんは環境に優しい新しいめっき液や新色の開発に取り組み、再びめっきを主流に戻すことを目指している。これは、かつて自社部品が国産高級車の限定車に採用された経験から、完成品として街中を走る車に自らの技術が活かされたという実績があったことも大きく起因している。具体的には、素材や薬品、加工条件を調整しながら最適解を導き出し、試作を成功させる過程を重ねることで、夢の実現に近づくと考えている。挑戦を続けながら幅広い知識を身につけ、将来的に顧客から信頼される研究開発の専門家になることが、繁野さんの目指す姿である。
誇れる会社と新しい仲間へ
仕事の中で苦労されていることは何ですか?
難しい素材に対してめっきを施す条件調整の多さです。なぜなら、プラスチックの表面状態や温度、液の組成、さらには当日の加工数など、わずかな違いでめっきの仕上がりが大きく変わるからです。例えば、成形直後のプラスチックにそのまま金属膜をのせても密着しないため、まず表面を荒らす工程が必要です。その上で、金属膜を重ねるために、過去の類似した素材の条件を参考にしつつ、温度や液の種類を変えながら試行錯誤を繰り返します。この工程には時間と細心の注意が求められます。しかし、こうした試行錯誤の末、他社では不可能とされた特殊樹脂へのめっきが成功し、自分が関わった製品が宇宙や自動車に使われる可能性を感じたときには、大きなやりがいと達成感を得られます。この挑戦できる技術力こそ、弊社の誇りであり、成長の原動力となっています。会社をより進化するためには何が必要だと思いますか?
新しい分野への挑戦と人材育成を両輪で進めることです。弊社はこれまで10年ごとに主力製品を入れ替え、ボタンやカメラ、オーディオから自動車部品や美容部品へと事業の軸を柔軟に変化させてきた歴史があり、この挑戦心こそが成長の原動力だからです。弊社には、入社直後に行う全部署を回る研修や、ビジネスマナー研修、技術課主催の勉強会など、社員が安心して学べる環境が整っていますが、めっきや素材、デザインのトレンドを把握し、積極的に提案できる力を育てることも必要だと思います。そのような取組みは製品の革新や新規事業開拓につながる具体的成果として表れます。このように、教育体制の充実と挑戦を後押しする風土の両立が、会社をさらに強くし、将来的な発展を支える鍵となると思います。どんな人材が活躍できると思いますか?
好奇心が旺盛で挑戦心を持ち、自ら学び続ける人材です。なぜなら、弊社は常に新しい技術や素材に挑戦し、既存の方法では対応できない課題に取り組む企業であり、積極的に情報を吸収し提案できる姿勢が、大切だからです。具体的には、入社後1年間で行う全部署研修やビジネスマナー研修、技術課主催の勉強会を通じて基礎を習得し、実際の試作や条件調整の経験を重ねることで、未経験者でも着実に戦力となれます。例えば、プラスチックの表面を荒らす工程や、温度や液の組成を調整して金属膜を美しく密着させる工程など、多くの要素を理解し最適解を導き出す力が求められ、その過程で失敗を恐れず挑戦し続ける姿勢が大きな力となります。新しい知識や技術を貪欲に吸収し、積極的に挑戦する社員が活躍でき、求められると思います。塚田理研工業株式会社
1946 塚田理化学研究所を設立、電気めっきを始める。
1963 プラスチックめっき専門工場として資本金300万円で塚田理研工業株式会社を設立。
1966 バレルによるプラスチックめっきの量産化に成功、ボタン等小物製品の製造合理化を実現。
1968 「金型→成形→めっき塗装」までの一貫生産体制を確立。
1971 イオン交換式総合排水処理装置を設備。(排水リサイクル装置)。
1973 資本金を1,200万円に増資。総工費1億円を投じて全自動めっき装置を設備したプラスチック量産工場を建設。
1980 業務拡張の為総工費1億2千万円を投じて、全自動めっき装置を増設。
1982 資本金3,000万円に増資。
1984 業務拡張の為、総工費2億5千万円を投じて、全自動めっき装置を増設。
1987 業務拡張の為、シールドめっきライン、バレルめっきラインを増設。
1988 新社屋完成。イオン交換式総合排水処理装置を増設。
1989 業務拡張の為、レーザー加工装置を新設。
1993 総工費3億8千万円を投じ、建物および機械装置を増設。
1997 全自動プリント基板電解金めっき装置、ロボット塗装装置を新設。
1999 ISO9002の認証取得。マグネシウム化成処理ライン新設。
2001 合金自動めっきライン新設。
2002 ISO9001の認証取得。全自動プリント基板無電解金めっき装置新設。
2003 業務拡張の為、工場増設(工費 1億5千万円)。
2004 ISO14001の認証取得。全自動プラスチックシールドめっきライン増設。ダイレクト全自動プラスチックめっきライン増設。
2005 排水リサイクルセンター新設 - イオン交換装置(60t/hの処理能力)。
2006 4F建工場新設(総床面積6,093㎡)全自動プッシャー式プリント基板電解金めっき装置増設。塗装設備増設(ロボット、クリーンルーム)、全自動無電解金めっき装置増設。
2008 液化天然ガス(LNG)サテライトを設置。地球温暖化防止のため、めっき液を加温するボイラー燃料をA重油からLNGに切替。
2009 マグネシウム合金へのめっきライン完成。
2010 イオンプレーティング設備導入。ドライプロセスのめっきをスタート。
2012 第四工場を増設(5月)。中国工場を開業(12月)。
2013 6軸マスキングロボットを導入。
2016 第3工場3階に塗装手吹きブース2基増設。
2017 第3工場1階に最新鋭めっきライン増設。 PL処理ロボット2台増設。
2018 中国工場最新第2ライン増設。低真空スパッタ装置導入。
2019 MID量産ライン新設。南工場を増設 (12月)。
2025 クロムフリーライン(Eライン)新設。
1963 プラスチックめっき専門工場として資本金300万円で塚田理研工業株式会社を設立。
1966 バレルによるプラスチックめっきの量産化に成功、ボタン等小物製品の製造合理化を実現。
1968 「金型→成形→めっき塗装」までの一貫生産体制を確立。
1971 イオン交換式総合排水処理装置を設備。(排水リサイクル装置)。
1973 資本金を1,200万円に増資。総工費1億円を投じて全自動めっき装置を設備したプラスチック量産工場を建設。
1980 業務拡張の為総工費1億2千万円を投じて、全自動めっき装置を増設。
1982 資本金3,000万円に増資。
1984 業務拡張の為、総工費2億5千万円を投じて、全自動めっき装置を増設。
1987 業務拡張の為、シールドめっきライン、バレルめっきラインを増設。
1988 新社屋完成。イオン交換式総合排水処理装置を増設。
1989 業務拡張の為、レーザー加工装置を新設。
1993 総工費3億8千万円を投じ、建物および機械装置を増設。
1997 全自動プリント基板電解金めっき装置、ロボット塗装装置を新設。
1999 ISO9002の認証取得。マグネシウム化成処理ライン新設。
2001 合金自動めっきライン新設。
2002 ISO9001の認証取得。全自動プリント基板無電解金めっき装置新設。
2003 業務拡張の為、工場増設(工費 1億5千万円)。
2004 ISO14001の認証取得。全自動プラスチックシールドめっきライン増設。ダイレクト全自動プラスチックめっきライン増設。
2005 排水リサイクルセンター新設 - イオン交換装置(60t/hの処理能力)。
2006 4F建工場新設(総床面積6,093㎡)全自動プッシャー式プリント基板電解金めっき装置増設。塗装設備増設(ロボット、クリーンルーム)、全自動無電解金めっき装置増設。
2008 液化天然ガス(LNG)サテライトを設置。地球温暖化防止のため、めっき液を加温するボイラー燃料をA重油からLNGに切替。
2009 マグネシウム合金へのめっきライン完成。
2010 イオンプレーティング設備導入。ドライプロセスのめっきをスタート。
2012 第四工場を増設(5月)。中国工場を開業(12月)。
2013 6軸マスキングロボットを導入。
2016 第3工場3階に塗装手吹きブース2基増設。
2017 第3工場1階に最新鋭めっきライン増設。 PL処理ロボット2台増設。
2018 中国工場最新第2ライン増設。低真空スパッタ装置導入。
2019 MID量産ライン新設。南工場を増設 (12月)。
2025 クロムフリーライン(Eライン)新設。
| 創業年(設立年) | 1946年 |
|---|---|
| 事業内容 | 加飾・機能めっきを中心とした表面処理加工(自動車、住宅設備、電子・精密部品関連) 成形~出荷までの一貫対応 環境配慮型ものづくり |
| 所在地 | 長野県駒ケ根市赤穂16397番地5 |
| 資本金 | 3,750万円 |
| 従業員数 | 266名 |
| 会社URL |
監修企業からのコメント
この度は取材のお時間をいただき、ありがとうございました。プラスチックめっきのパイオニアでありながら決して驕ることなく常に新たな価値を創出しようとする姿勢に感銘を受けました。受け継がれた技術の上に挑戦を積み重ね、業界をリードし続ける貴社のものづくりの姿勢は、多くの企業の指針となるでしょう。これから益々のご活躍を楽しみにしております。
掲載企業からのコメント
私たちは、創業以来培ってきた表面処理技術を基盤に、新たな挑戦を重ねてきました。今後も、培った信頼と技術を大切にしながら、「めっきで世界に彩を!世のため、ひとのため、私たちのために」社会に貢献できる製品づくりを追求してまいります。社員一人ひとりの力を結集し、未来へと進化し続ける企業を目指してまいります。