株式会社柴田屋酒
目指すは “日本一”の酒屋

株式会社柴田屋酒

代表取締役 柴泰宏

今から83年前のこと、現社長の祖父により柴田屋酒店は、”町の酒屋さん”として産声を上げた。年月は流れ、平成となって29年経った今。日本一の酒屋を目指し、改革を続ける同社を率いる柴泰宏社長が経営の上で重視しているのは、「人」だ。柴社長が「人」を大切にする背景には、自身が修行していた酒屋の創業者の言葉にあった。柴社長は、お客様はもちろん、社員の幸せなくしては日本一の酒屋にはなれないという思いを常に念頭に置き、同社を牽引してきた。社員の幸せ、そして飲食業界の発展のために挑戦を続けてきた柴社長の熱い想いや、これまで行ってきた様々な施策、そしてこれからの挑戦についてお話を伺った。

伝統の継承と、未来への挑戦を可能にする革新企業の本質

社員を大切にするための相互理解

社員を大切にすることを心掛けている、柴社長。海外での事業展開をしている同社の社長である柴社長は海外出張も多い。にもかかわらず、全社員に向けたメッセージを毎週欠かさず発信している。その1週間の社内での出来事や、社長の思いを伝えることによって柴社長のビジョンや社内の状況を社員全員がしっかりと把握できる仕組みになっている。また、発信するだけでなく、毎月一回の個人面談を欠かさず行う事によって、社員の意見も取り入れている。個人面談をやっている企業は多数あるが、ここまで密に行えている企業は少ないのではないだろうか。同社では社員全員が会社全体を理解し、柴社長も社員を理解しているという素晴らしい関係性ができあがっている。社員の幸せのために数多くの施策を行っている同社には、社員全員が夢を持ち、生き生きと働くことができる環境があるのだ。

輸出も行っている海外展開

同社の強みとして「輸入だけでなく輸出も行っている海外事業」を柴社長は挙げた。同社ではバリエーション豊富なワインや海外のビールなどを自社輸入している。同社が展開している「Tasting Bar」では、その自社輸入したワインやビールを楽しむことができる。さらに、ワインの提案力を高めるため、同社ではソムリエ試験対策講座を行っており、現在20名を超える社員が資格を取得している。自社輸入した素晴らしい商品を、知識を生かし提案することができるからこそ、多くの飲食店から厚い信頼を受けているのだ。輸入に加えて同社では、国酒である日本酒を海外の拠点で販売している。世界の食文化を日本に、そして日本から海外へと広めているからこそ、同社は永続的な発展を遂げている。現在、タイやイタリアへの輸出事業を行っている同社はこれからより多くの国へと展開していく。

日本一の酒屋として外食産業に貢献する

「日本一の酒屋」というビジョンは同社の夢でもある。日本一の酒屋となり、これまで以上に外食産業の発展に貢献するため、全社員に毎年9月に経営計画書を冊子にして配布している。この冊子には「Shibata-ya PRIDE10」という日本一の酒屋となり、社員の幸せにつながる具体的な10の目標が記されている。「国内外で10人の社長を誕生させる」といったものから福利厚生や待遇についての目標もある。柴社長は「会社が大きくなったら、社員の幸せも同じように大きくならないといけない」と語る。外食産業の発展についてはもちろん、人を大切にしている同社は、社員1人1人の幸せを考えている。柴社長には、夢の実現に向けた明確な道筋が見えているのだ。「日本一の酒屋」になるのも、そう遠くはないだろう。

「人」を大切にする同社ならではの取り組み

―社内での取り組みについて教えてください。

社員の成長を促す取り組みや、社員の意見をしっかりと取り入れる仕組みづくりがあります。社員の会社に対する意見や思いを聞くために、月に1回30分の個人面談は欠かさず行い、さらに年2回『社長アドバイスシート』といった形で、日本一の酒屋になるために社員から私がアドバイスをもらっています。またこのシートを基に、希望者全員と面談し、毎回良い意見をいただくことができ重宝しています。海外出張が多いのですが、Facebookで「週刊社長」というアカウントを開き、毎週その1週間の取り組みや会社の現状について社員全員に発信しています。日本一の酒屋を目指す上で、社員と密にコミュニケーションの取れる仕組みは不可欠です。

―「感動を運ぶ日本一の酒屋」とはどういう酒屋でしょうか?

弊社には、「感動を運ぶ日本一の酒屋」というビジョンに共感してくださった方が集まってきてくれています。お客様に感動をもたらすために必要な要素は「絆×挑戦」だと私は考えています。「絆」というのは自分だけのこと以外に、周囲の人々を幸せにすることに幸せを感じることであり、「挑戦」が無ければ、日本一の酒屋というビジョンを実現するための成長ができません。弊社では経営企画や経理の社員が、直接お酒とかかわる業務ではないにもかかわらず、お酒の資格を取得しており、「挑戦」してくれています。社員全員が、お客様だけでなく関わる全ての人を愛し、周囲の人を幸せにしようと取り組み、常に挑戦し続けていく、そんな「絆×挑戦」を持ち合わせている社員とだからこそ、「感動を運ぶ日本一の酒屋」というビジョンを実現できると思うのです。

―社員同士のコミュニケーションはどのようにとっているのですか。

弊社では”シェアリング会”というものがあります。シェアリング会とは部署の垣根を越えて1回につき15人から20人ほどの社員を呼んでの食事会のことを言います。弊社にはセールスドライバーや営業、事務など異なる職種があり、支店も多い為、いつも離れたところにいる社員同士が集える場として、シェアリング会を発足しました。毎回テーマを設けてそれについて話したり、それぞれの夢や現在考えていることを発信してもらっています。全社員が年4回参加し、お酒を飲みながら、楽しい雰囲気の中で本音で語り合うことで、お互いを理解できます。これまで関わりのなかった社員同士であっても、シェアリング会をきっかけに仲良くなり、結果として会社全体がより一層楽しい雰囲気で働くことができる環境へと向かっていくのです。

日本と世界をつなぐ 架け橋に

日本と世界をつなぐ 架け橋に

株式会社柴田屋酒店

商品部商品課 西本優香

「柴田屋酒店は夢を叶えてくれる会社なんです」と語ってくれたのは今回のインタビューに協力していただいた西本さん。西本さんは「日本と世界をつなぐ架け橋になる」という熱い思いを持ち、わずか1年の間で既に3部署を経験。1年目にして海外のアテンドもこなす、同社の期待のエースだ。内定者時代から同社の「Tasting Bar柴田屋酒店 本店」にて勤務。営業事務へと異動し、自ら手を上げ入社前からの希望であった海外事業に携わる部署で現在は働いている。どの部署でも温かい人々に囲まれ、働いてきた西本さん。今回、同社から大きな期待を寄せられている彼女に夢や、やりがいについてお話を伺った。

伝統の承継と挑戦の未来を担う社員の思い

海外での事業展開を目指す

小学校2年生から中学校1年生までの6年間、海外勤務をしていた父の関係でアメリカに在住していた西本さん。この経験と、日本と海外をつなぐ仕事をしていた父の背中を見て、西本さんは海外事業展開している企業を志望。数多くの同業他社がある中で、入社を決めた理由として「自社輸入」と「海外への日本酒輸出」という、他社にはない特徴を挙げた。同社では海外からワインやビールを直接輸入するだけではなく、海外へ日本酒や本格焼酎の輸出事業を行っている。世界のお酒を日本に広めるだけでなく、日本のお酒を海外に広めることができるという、まさに日本と海外をつなぐことができる点に、最大の魅力として感じた。現在、西本さんは入社1年目でありながらも、海外から輸入する商品を扱う部署に配属されている。これから更に海外展開を進めていく中で、重要な役割を担い、同社の発展に貢献していく。

お客様を惹きつけるのは、自主的に得てきた知識

西本さんは、内定者時代から同社が経営する「Tasting Bar柴田屋酒店 本店」で勤務していた。Tasting Barには毎日、近所に住んでいるお客様や、飲食店経営者などが良質なお酒を求めて来店する。そのため、従業員には海外から輸入したワインやビールについての深い知識を求められる。当時、内定者だった西本さんも、お客様に提案するためにワインについて学んでいた。そんな中、初めて来店された男性のお客様。西本さんはこれまで学んだ知識を生かし、そのお客様にワインを提案した。すると、そのお客様は提案したワインをとても気に入り、ボトルで購入していただいた。さらに、この1回だけの来店ではなく、そのお客様が「Tasting Bar」の常連になってくれたのだ。自分の努力でお客様から信頼を得たことに自信を持ち、これからも多くのお客様と絆を深めていきたいと改めて思った。

日本と世界をつなぐ架け橋に

西本さんは夢として「日本と世界をつなぐ架け橋になること」を挙げる。選考の段階から海外で働きたいという熱い思いを伝えていたが、これは海外に長く住んでいた経験から、日本だけで仕事をするという視点を持ったことがなかったからだ。「この夢を実現するため、まずは自社輸入の商品をしっかりとマーケティングし、お客様満足度を向上させる必要がある」と西本さんは語る。「日本でまだまだ知られていない良質な世界のお酒を国内に広めることで、世界と日本を繋げることができる。そして次のステップとして、海外で営業活動をしたい。日本で作られている良質なお酒を海外に広めることが、真の意味での”日本と世界をつなぐ架け橋”という存在であると考えている」とのこと。自分の夢に向かって明確な道筋が見えている西本さんならば「日本と世界をつなぐ架け橋になる」という大きな夢を叶えることができるだろう。

複数の職種を経験したからこそわかる同社の魅力

―現在のお仕事について教えてください。

現在は商品部商品課に所属していて、業務内容は輸入商品の選定や、海外へ輸出する日本酒などの商品の開発を行っています。内定者時代の「Tasting Bar」勤務、正式に入社してから7ヵ月間のお客様サポート部を経験した後、商品部へと異動しました。選考の段階から「海外事業に携わる仕事をしたい」という思いを伝えてきた念願が叶い、希望していた海外とかかわることのできる部署に仕事に就くことができました。毎月のように、海外からワイナリーの方々が商品プロモーションに来日しますので、その際の通訳業務、お客様である飲食店への訪問アテンドも大事な役割です。通訳だけでなく経験豊富な海外の方からワインについての知識を吸収することができる、非常に楽しい仕事です。

―これまで経験した職種でやりがいを感じたエピソードを教えてください。

正社員になった4月から、お客様サポート部でお客様からの電話対応をしていました。最初の2ヶ月は電話に対して苦手意識をもっていたのですが、3ヶ月経ったころ、それまで対応していたお客様から電話越しに名前を呼んでいただけるようになりました。さらにそのお客様に試飲会の開催をお伝えしたところ、「西本さんに会いたいから行くよ」と、初めてお会いすることができました。また、試飲会後にお客様へフォローの電話をしたところ、気に入っていただいたワインをご購入いただきました。対面だけでなく、誠実に対応すれば、電話でもお客様との信頼関係を築くことができると、大きな喜びを感じました。

―西本さんから見た会社の良いところを教えてください。

社員の夢を実現するためのサポートをしっかりしてくれることです。会社が、利益などの数値よりも、社員1人1人の幸せを大事にしていることが働いていて実感できます。弊社では入社してすぐ「ドリームプラン研修」というものがあります。そこでは社長から入社したての社員に向けて「夢を持つ大切さ」や「夢をもつことで日々の業務を価値あるものにしよう」というお話があります。夢を設定するだけでなく、その夢に向かって1年後、3年後どうなっているかという目標を設定することで、日々やりがいを感じることができます。会社のサポートにより、私を含めた社員全員が夢に向かって歩むことができていると感じています。

監修企業からのコメント

コメント
今回は、取材をお受けいただきありがとうございます。貴社の「人」を大切に思うことから生まれた施策の数々をお聞きし、社員の皆様が夢の実現に向けて生き生きと働いていることが伝わってきました。「日本一の酒屋」という夢の実現に向けた、柴社長の熱い想いや、社員の方々を想う気持ちに感銘を受けました。会社全体で一丸となって、目標に向かって歩む同社の今後に目が離せません。

掲載企業からのコメント

コメント
今回は取材頂き、改めて弊社のことを見つめなおす良い機会となりました。お客様にも社員にも、弊社の仕事に関してこの記事を通して知っていただければ嬉しいです。
株式会社柴田屋酒

創業年(設立年)

1969年

事業内容

業務用酒類卸業

所在地

東京都中野区中央5-2-11【本社】

資本金

1,000万円

従業員

162名(パート含む)

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