株式会社ジェルシステム
盤石な体制を整え グループシナジーで新たな時代に挑戦する

株式会社ジェルシステム

代表取締役 星本嘉恵

「省エネ」という言葉が2009年度流行語大賞にノミネートされ、今なお世間の関心が高い。その省エネに1971年から着目し、ノウハウと実績を積み上げてきた企業こそが、今回取材した株式会社ジェルシステムである。同社はソリッドステートリレーと呼ばれる半導体制御部品で培った技術力を基盤に、現在では不動産事業を筆頭に他業種の多角経営を行っている。創業当時にいち早く省エネに着目したこと同様、圧倒的な先見力をもって今なお企業として成長を続けている。本取材では、永い歴史で形成された同社の「メーカーとしての誇りとこだわり」をもって、今後どのように発展していこうとしているのか、またその原動力について星本社長にお話を伺った。

伝統の継承と、未来への挑戦を可能にする革新企業の本質

「メーカーとしての誇りとこだわり」

「メーカーとしての誇りとこだわり」それがジェルシステムを長年支えてきた精神であり、社風である。「良くも悪くもこだわりの強い人が多いです。メーカーとしての誇りとこだわり。 「俺たちはメーカーだ」その一言に尽きるんですよ」と社長が語るように、仕事へのこだわりが徹底されている。たとえば電子ブレーカー設置の際の現地調査。現地調査によって同社の電子ブレーカー設置による効果を、非常に精度の高い見込みとして算出。実は同社程の徹底した調査は業界でも右に出る企業が少ないと言う。だからこそ、「電子ブレーカーをここまで質にこだわって大真面目に売ってるのはジェルシステムぐらいだ」「ジェルシステムさんが次にどんな面白いことをするのか、楽しみにしているよ」そういったお客様からの声が生まれている。その「こだわり」はこれからの時代も変わらぬ、ジェルシステムらしさであり続けるであろう。

急激な時代の変化を力に変える進化力

同社の独自性は時代に合わせた進化力にある。時代の変化が目まぐるしい昨今。変化の波を捉えきれない企業はどんな大企業・有名企業でも苦戦し、逆に波をきちんと捉えられる企業は飛躍的に成長をしていく。もともと半導体制御部品であるソリッドステートリレーをメインの商品として扱ってきた同社は2005年に、不動産事業へ進出。「これからはこういうものがはやるに違いない」当時の社長の先見の明は時代の波を捉え、急激に成長。そこから、不動産の賃貸事業や管理事業にも乗り出す等、攻めの経営を進め成長の一途をたどっていく。そして現星本社長に指揮者が変わった現在もその精神は変わらず、環境営業部の省エネ、省コストの方の製品に注力している同社。「電力の自由化で、各社自由に売れるようになりますけど、この変化の読みは難しいですね。ただ可能性は多くあるのでチャンスとしてチャレンジしていきますよ」時代の変化の波は同社の躍進を後押しする波。先見の明を持って同社は進化、成長を続けていく。

ジェルシステムグループとしての生産性の最大化

グループの多角経営により、会社の規模を拡大し、様々な可能性を模索した先代。それに対して、会社の基盤を整え、維持発展させていくことを役目として捉えている現星本社長。「私の夢でもあるのですが、ジェルシステムを筆頭に、現在7社あるグループ会社をホールディングス化するのが理想です。各社がグループの中でシナジーを生み、風通しを良くし、ジェルシステムグループとして盤石の体制をつくりたいですね」と夢を語る現星本社長の言葉は力強い。現在はそのための組織づくりに力を入れている同社。例えば、同社のこれまでの良い面である「職人気質」を残しながら、時代に合わせた「顧客目線」での商品作り、「提案力」を活かした営業、お客様から一番近い現場の人間のアイディアを活かすための発言しやすい環境づくり、そういった社員一人ひとりの意識改革が今、同社の注力をしているところであるという。会社をやみくもに大きくしていくのでなく、多角化した同社の基盤を整えることで、より一層に強い会社にしていく。ジェルシステムはグループとしてのシナジーが新たな未来を創っていく。

成長を続ける同社の本社社屋

-仕事への原動力を教えてください

仕事の原動力としてはシンプルに「面白い」という感情です。学生時代から、面白そうだと思ったことにすぐに飛びついて熱中するタイプでしたね。例えば私が大学生の時に、外国の方と触れ合う機会が多く、その方々のビザ取得の難しさに疑問を覚えたんですね。そこでふと「面白そうだからこれを解決してみたい」と思ったんです。それで大学卒業してすぐ行政書士の資格を取って、外国人のイミグレーション手続きの仕事をしていました。今の事業である製造業も「面白そう!」と思い参画しました。この「面白い」には、課題を抽出して解決法を模索する事や、今までに無かった要素を創出するというポイントが含まれています。その為、現在も熱中してやらせていただいていますね。この気持ちを大切にして、より一層に良い会社にしていきたいです。

―御社の注力している部分をお聞かせください

現在の弊社の課題の1つは製品開発のスピードアップですね。そのために2015年4月に、製品企画開発室も立ち上げました。弊社の良さであるのが「職人気質」なのですが、一方でかつては製品作りに熱中しすぎて新製品のリリースが遅れがちになってしまうなど、良いモノづくりの徹底がゆえの問題もありました。ですが、今の時代としては作り手の視点だけでなく、買い手のニーズをうまく汲み取り、市場に適応しながらスピード感を持って製品開発していくことが大切な時代です。弊社の製造現場は技術力・対応力は他社にはないものがあると自負しておりますから、製品企画開発室を通して営業とも連携を取りながら時代に合わせた変化ができれば、弊社の基盤はより一層に強固になるはずです。

―今後に向けた現在の取り組みについてお聞かせください

例えば今行っているのは会議の改革です。率直にもっと気楽に、面白く会議をしても良いと思いますし、やっぱり良いアイデアを出していくためには、「どうせできない」とか「これは無理だろう」とかではなく、とにかく意見を出し合うことが大切だと思います。時に突拍子もないアイデアも出しながら、むしろ実現させていくためにどうすればできるかを考えることが、弊社の可能性を広げることに繋がると考えています。そして、開発側だけでは出ないアイデアを営業側が出して、営業側ではできない実際の機能設計を開発側が実現させていく。そうやってお互いに良い影響を与えながら、面白いアイデアを実現させていく。そのためにも、もっと自由に意見が飛び交う会社にしたいですね。

改善を重ね 会社と自身を常に次のステージへ

改善を重ね 会社と自身を常に次のステージへ

株式会社ジェルコミュニケーション

マンション事業部 次長 高良政悟

現在、ジェルコミュニケーションの全支店の統括を担っている高良さん。ジェルシステムの関連会社として不動産のコスト削減のためのブレーカー制御装置を扱う同社において北は北海道、南は九州まで、同社の全支店を見ながら、ご自身としても更なる成長を求め日々ご活躍されている。その活躍の原動力になっているのは高良さんのご自身、同社へのビジョンに向けた向上心。本取材ではまさにその高良さんのビジョンや同社の強みについて深くお伺いするとともに、高良さんのビジョンを実現するための現在の取り組みや同社の強みを支えているものについて深くお聞かせいただいた。

伝統の承継と挑戦の未来を担う社員の思い

倒的な提案内容に惹かれて

「自分なりに1番の優良企業はどこかと探した結果ジェルコミュニケーションだったのでジェルコミュニケーションに来ました」と語る高良さん。もともと競合他社にいたという高良さんは、業界人として勤めていく中でより良い仕事をしていくためにもステップアップを考えていた、そこで出会ったのが同社であった。「当時、特に強いなと思ったのが提案内容ですね」と高良さんが決め手を教えてくださった。顧客への利益を第一に考え、何が妥当かを懇切に考えていく。単に安いだけではダメ。妥当であるかないかをきちんと説明し、お客様の求めているニーズを満たした上でのコストカット提案をしていく。また、販売価格の適正。同業他社の中には他社を出し抜くような価格の提示を行う会社もあるが、サービスを適切に実行していくために適正価格を守る姿勢に惹かれたそうだ。「当時、圧倒的に良かったのがジェルコミュニケーションだったんです」その言葉からは、当時と変わらぬ信頼と、培われた自信と誇りが伺えたように感じた。

客様への説明を徹底するからこそ得られる感謝

「やっぱりお客様から感謝されることは嬉しいですよね。うちの仕事は必ず感謝されるんですよ」と誇らしげに語る高良さん。どのくらい電気料金の削減ができるか、根拠を明確にし説明を行うことを大切にしている同社。その誠実さと信頼感があるからこそ、提案した削減金額が競合他社と比べて小さくても同社に決まることが数多くあるそうだ。「うちは他社と比較できないほど、きちんと現地調査をしていると自負しておりますし、きちんと根拠をもって説明できることは自信がありますね」と高良さんが語る。実際には、営業先が管理会社の方のため、「ありがとう」の言葉を直接聞くことは少ないそうだが、管理組合の方から、「ぜひジェルシステムさんに」と紹介をいただくことが数多くあるなど、同社の仕事ぶりに好印象をいただき、口コミ、評判になっている。良い仕事をすれば、必ず感謝される。高良さんの言葉は、自信に満ちあふれていた。

限りない改善の先に、ジェルコミュニケーションを世に広めたい

「僕はとにかくジェルコミュニケーションを世に広めたいです」と熱く語る高良さん。そう強く思いを抱くようになったのは、エリアマネージャーになってからとのこと。1つ上のステージに立って、会社の未来を真剣に考えた時に感じたそうだ。ここまで、多角化を果たし、成長をしてきた同社。だが一方でまだまだ改善の余地は多いにある。だからこそ多くの可能性を秘めており、当事者意識高く挑戦していけることに高良さんは胸を躍らせている。「僕は事業拡大に挑戦したいですね。現時点で売上が止まるっていうイメージが全くなくて、これからドンドン売上を上げていけるなっていう希望があります」「例えば、社用車ってあるじゃないですか。町中に社用車がたくさん走っていて、誰が見てもジェルコミュニケーションの車だってなるような会社にしたいです」「あとは防犯カメラですね。社会貢献にも繋がると考えています」話を伺う中で、高良さんの夢は次から次へと止め処なく溢れてきた。同社の成長への道筋は、高良さんの自己実現への道筋にもなるに違いない。

入社し体感した強み、そして伸びしろ“スピード&クオリティ”

-御社の強みをお聞かせください

弊社の強みはやはり提案内容ですね。まず、基本的なことですが現地調査のレベルは他社より群を抜いていると自負しております。お客様が欲しているのは確かな情報。創業当時から同じ分野に携わっているベテランの方々の確かな調査が確かな情報を担保しています。また例えば温かい地域と寒い地域では備え付けの設備や消費電力が変わったりするなどの情報を持っているなど、全国に支店を持っている強みも活きていますね。他にも社員一人ひとりの経験値が高いですし、ただ高いだけ、知識があるだけではなくて、知識を知恵として生かし提案をできていることに他にはない強みがあるのだと思います。綿密に情報を調べた上で、知恵を生かしていくからこそ、よい提案ができているのだと思います。これからもこの強みを一層に磨いていきますよ。

―御社の今後に必要なことは何だとお考えですか

電力の自由化という大きな変革期が控えていますから、そのためには進化をしないといけません。電子ブレーカーとLEDの2軸で今はビジネスをしていますけども、現在の提案内容を進化させるという営業側面での進化も必要ですし、場合によっては、そもそも新たな事業をつくるという事業領域での会社の進化も必要かもしれません。また、そういった変化に対応できる人づくりが何より大切であると思います。「変化の波が来た、どうしよう」ではなくて「この波を越えるためにこうしていきましょう」と一人ひとりが提案をして、変化の波をチャンスに変えていけるよう、人の成長が大切であると思います。

―高良様ご自身の次のステップはどのようにお考えですか

夢に向けた1つの目標、次のステップとしては、全体に目を配って会社全体を成長させていけることですね。そのためには一人ひとりの全社視点の育成が大切であると思います。例えば今、自分の考えをきちんと伝えるためにメルマガを社内向けに発信するなどしています。どうしても各支店の責任者は責任感もありますから、自分の支店だけに視点が留まりがちになってしまうと思います。それをメルマガを通じて、会社全体の流れや、僕自身の考えや捉え方を伝えることによって、視点・視野を広げるきっかけをつくっていく。そうやって一人ひとりが少しずつ全体を考えたうえで「じゃあ自分の支店はどうしようか」と考えてもらえればより一層に会社は成長をしていくと考えています。

監修企業からのコメント

コメント
今回取材させていただいたお二方とも、物腰が柔らかく、第一印象は静かな、どちらかと言えば口数の少ない方なのかなという印象でした。しかし、取材が進み、同社の強みや歴史、今後の展望についてお伺いさせていただくと止まることなく出てくるお話の数々。そのお二方の姿を拝見して、自社に誇りをもっていることや今後より世の中に大きく出る企業様であることを確信しました。ジェルグループの今後を楽しみにせずにはいられません!

掲載企業からのコメント

コメント
今回はこのような機会をいただきありがとうございました。弊社はまだまだこれから大きく成長できる会社だと思っております。今後ジェルシステムとしてはもちろん、ジェルグループとして世の中の流れに柔軟に対応し、グループでシナジーを生みながら発展を目指していく所存です。
株式会社ジェルシステム

創業年(設立年)

1971年

事業内容

半導体関連部品製造メーカー

所在地

東京都千代田区九段南4-2-11 アビスタ市ヶ谷ビル8F

資本金

5000万円

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